社会問題の時事コメント4

 前々回が「勉強」、前回が「いじめ」ときて、今回は何かというと、

「子供のペット化」について書いていこうと思います。

 

 最近、身の回りの親子を見ていると、親が子供を徹底管理し、子供は意思を持たずに言われるがままに行動している光景が目立ちます。昔からあったかと言われれば、そうなのかもしれませんが、特にこの頃は、そういった様子が目に入ってきやすいのです。

 

 皆さんもそういった光景を目の当たりにしたことはないでしょうか?

 親が、子供が他人に迷惑をかけることを過剰に避けようとしたり、子供の意見を受け入れず、自分の主張が正しいと疑わずに考えを押し付けたり、子供に対して教えていることと自分の言動が明らかに矛盾していたり、など。

 

 これはまさに、子供に対する接し方ではなく、ペットに対する躾に近いものを感じます。

 

 私は、そういった親たちを非難するわけではありませんが、親も自分の子供に対する言動を客観的に見つめるべきだと思います。また、ペット化するということは、子供は自分よりも立場が下であることを指すので、対等な関係で接することがないと考えます。対等な関係で、家族の一員として接していれば、少なくとも先にあげた例のようなことは起きにくいと考えます。

 

 私には子供がいないので、自分が親になった時のことは想像できませんが、そんな私だからこそ、お子さんをお持ちになられている親達に自分の身の振りを見つめなおすようにアドバイスできるのではないかと考えました。

 

 個人的な意見ですが、やはり自分の子供には、その子が望むような生き方をしてくれるのが親としての一番の願いではないでしょうか。その気持ちが強いがために、逆に子供の望みを阻害してしまうこともあるかと思います。そんなときは、自分の言動が本当にわが子のためになっているのかを考えることが大事だと思います。

 

 さて、次回は何について書こうか考えていましたが、今回のテーマに通づるものとして、世帯構成に関連するテーマについて書いていこうと思います。それでは、また次回お会いしましょう。